港区社会福祉協議会(港社協)では、令和4年度から令和9年度までを計画期間として、「第5次港区地域福祉活動計画」を策定しました。
「気づき、つながり・支えあうことを育むまち」を基本理念とした、区民や地域の多様な関係機関等が連携・協働して主体的に地域福祉活動を推進するための計画です。
計画策定にあたり、港区の抱える地域課題を大きく3つに整理しました。
地域福祉活動を通して、様々な地域の課題の解決に向け、区民等と港社協が連携して取り組みます。
港区の地域課題への様々な取り組みをご紹介していきます。
身近な地域の中には、困っていても自ら支援を求めることが難しい人や、生きづらさを抱えていても自分ではどうしたら良いのか分からないという人もいます。
困りごとや課題が大きく深刻化し、地域での孤立が深まる前に、周りの人が気づき、否定せずに受けとめるなど、解決に向けた様々な取組や支援につながりやすくします。
港区の調査では、地域に住み続けたいと希望する人も多く、また、港社協には、認知症の人や障害がある人などが地域で暮らし続けるための支援や制度に関する相談も増えています。
これらのことからも、支援を必要とする人が適切な支援につながるために、公的サービスや制度の充実だけでなく、地域におけるつながりや支えあいが不可欠であると考えられます。
港区は全国と比較しても一人暮らしの人が多い傾向にあります。大都会ならではの、近隣の人とつながりを持ちにくい傾向は顕著で、高層マンションでの高齢者の一人暮らしの孤独死の心配等の声も多く聞かれます。また、困りごとがあっても、どこにどう相談したらよいかわからない人、福祉の制度のはざまにあるような人などもいます。
生きづらさや課題を抱えている人も、適切な支援につながり、だれもが、自分の権利を守られながら安心して暮らせるまちを目指します。